iCloud カレンダーを空き時間情報のみで共有する
iCloud には空き時間情報のみを共有する設定がありません。その理由と、イベントの内容を明かさずに iCloud の空き状況を共有する 3 つの方法を紹介します。
iCloud には空き時間情報のみの共有機能がない
Apple のカレンダーで iCloud カレンダーを共有する方法は 2 つありますが、どちらにも予定ありのみのモードはありません。
- 特定の相手と共有する。他の iCloud ユーザーを招待する方式で、相手にはイベントの詳細(タイトル、時刻、場所、メモ)がすべて見えます。閲覧のみに制限することはできますが、閲覧のみでもすべての内容が見えることに変わりはありません。
- Public Calendar(公開カレンダー)。
webcal://で始まるリンクが生成され、そのリンクを持つ人にイベントの詳細がすべて公開されます。パスワードもなければ、公開する情報量を選ぶ設定もありません。
Google カレンダーには「予定あり/なしの表示のみ」の権限があり、Outlook にも空き時間情報のみの共有レベルがあります。iCloud には同等のものがありません。
CalendarBridge はこのギャップをそのまま埋めます。詳細のフィールドをすべてオフにした公開カレンダーフィードは、予定が入っている時間帯だけを示し、それ以外は何も見せない共有リンクになります。これが下記の方法 1 で、多くの場合はこれだけで解決します。
方法 1: 予定ありのみの公開カレンダーフィードを作成する
これは iCloud に欠けている機能に最も近く、たいていの場合はこれが求めているものです。CalendarBridge の共有可能なカレンダー(公開カレンダーフィードとも呼びます)は、自分のカレンダーの読み取り専用ビューで、表示する詳細のレベルを自分で制御できます。すべての詳細を非表示にして、予定ありのブロックだけを残すこともできます。
- App 用パスワードを使って、iCloud アカウントを CalendarBridge に接続します。
- 統合カレンダーを開き、左サイドバーの Calendar Sharing(カレンダー共有)、続いて New Feed(新しいフィード)をクリックします。
- フィードに名前を付け、Event Details のすべてのフィールドのチェックを外します(Subject、Attendees、Location、Description、Meeting Link)。すべてオフにすると、フィードには予定あり/空きのブロックだけが表示されます。
- Calendars で、含めたい iCloud カレンダーを選択します。
- Create をクリックし、相手に合わせたリンクをコピーします。
各フィードには、同じビューを共有する 3 つの方法が用意されています。
- Web Feed URL — アカウントなしで、任意のブラウザからカレンダーを開けます。
- ICS Feed URL — 購読リンクです。相手が Google カレンダー、Outlook、Apple のカレンダーに追加すると、内容は自動的に最新の状態に保たれます。
- Embed Code(埋め込みコード) — ウェブページ内にカレンダーを表示します。
Apple の公開リンクにはできないことが 2 つあります。1 つはイベントの詳細を隠せること、もう 1 つは複数のアカウントにまたがる複数のカレンダーを 1 つのフィードにまとめられることです。そのため、1 本の予定ありのみのリンクで、iCloud、Google、Outlook のカレンダーをまとめて示せます。
詳細のレベルや含めるカレンダーはあとから変更できますが、URL は変わりません。そのため、相手にリンクを送り直す必要はありません。フィードを削除すれば、アクセスは直ちに無効になります。
方法 2: iCloud を共有済みのカレンダーに、詳細を除いて同期する
相手に別のリンクを見てもらうのではなく、相手が普段見ているカレンダーの中であなたの予定ありの時間を確認してほしい場合、たとえば仕事用カレンダーや家族の共有カレンダーの場合は、この方法を使います。
- iCloud カレンダーをソース、共有カレンダーを同期先として、一方向同期を作成します。
- その同期接続のプライバシー設定で、Subject、Description、Location、Attendees のチェックを外したままにします。これにより、各イベントコピーは単なる「予定あり」になります。
- 同期先が仕事用カレンダーで、Outlook のスケジュール アシスタントや Google の時間を探す機能でもコピーが予定ありとして扱われるようにしたい場合は、All Private にチェックを入れます。
フィードとは異なり、この方法では同期先カレンダーに実体のあるイベントが書き込まれます。そのため時間が確保され、スケジューリング ツール上の空き状況にも反映されます。
方法 3: 代わりに予約リンクを送る
相手がカレンダーを見たい理由が「打ち合わせの日時を決めたい」ことであれば、予定ありのみのビューでも情報を出しすぎています。CalendarBridge のスケジューラーなら、iCloud を含む接続済みのすべてのカレンダーから算出した実際の空き状況に基づく予約ページを相手に渡せます。相手に見えるのは空いている枠だけです。
空き状況の判定に使うカレンダーや時間帯を細かく調整できるため、個人用の iCloud カレンダーを予約ページ上で見せることなく、その時間だけをブロックできます。
どの方法を選ぶか
- 予定が入っている時間だけを示すリンクを相手に渡したい — 方法 1。
- 予定ありの時間を相手が既に使っているカレンダーの中に表示したい — 方法 2。
- 相手はあなたとの予定を予約したいだけ — 方法 3。
- そもそも詳細をすべて共有する必要がある — Apple 標準の共有機能を使うか、詳細フィールドをオンにしたフィードを使います。
あわせてご覧ください: Apple カレンダーの .ics URL を取得する方法 — iCloud の生のリンクが必要なときに役立ちます。ただし、iCloud の公開リンクには常にイベントの詳細がすべて含まれるため、空き時間情報のみの解決策にはならない点にご注意ください。